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» 2021年02月19日 18時27分 公開

被災地の8K映像を5Gで配信、救助や避難誘導に活用 富士通など6団体が共同実験

富士通など6団体が、ドローンで撮影した被災地の8K映像を5G通信で遠隔地に配信する実験を行ったと発表。被災地の様子を迅速・精細に確認でき、避難誘導などに役立つという。

[雪城あさぎ,ITmedia]

 富士通やNTTドコモ、シャープなど6団体は2月19日、ドローンを使って撮影した被災地の8K映像を、5G通信で遠隔地に配信する実証実験を15〜17日に行ったと発表した。災害があった地域の様子を従来より迅速・精細に確認でき、救助や避難誘導に役立つという。

photo 実験のイメージ

 実験ではまず、被災地を想定した映像として、宮城県仙台市の様子を8Kカメラを搭載したドローンで撮影。その映像を、京都府の拠点から神奈川県にあるサーバを介して東京都の拠点に配信した。映像の伝送にはドコモの5G回線を使った。

 東京の拠点では、受信した映像を8Kディスプレイに映し出し、画質の劣化や遅延の度合を確認した。現地の救助隊が持つタブレットへの配信を想定し、映像の一画を切り出して表示できるかどうかも検証した。

 富士通によれば多少の遅延はあったものの、映像は画質を保ったまま配信できたという。映像の一画だけを表示することにも成功した。富士通など6団体は今後、実験の結果を踏まえ、課題の洗い出しを進めるとしている。

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