NECは3月16日、ネットワークカメラやLTE通信機能を搭載した「スマート街路灯」を使って人の通行状況を解析する実験を、大阪府枚方市の公園「ニッペパーク岡東中央」で始めた。撮影した映像から歩行者の数や性別、年齢を測定・分析し、データを周辺の飲食店に提供。来客数の予測に役立てるという。
スマート街路灯はネットワークカメラやLTE通信機能に加え、スピーカーやデジタルサイネージを搭載。映像の分析には、子会社のNECソリューションイノベータが提供する、画像認識技術を使った分析ツール「FieldAnalyst」を活用する。個人の特定につながるデータは取得せず、分析後は映像を破棄する。
今後はサイネージやスピーカーを活用し、市民への情報発信にもスマート街路灯を役立てるという。NECは過去にも東京都杉並区や六本木にスマート街路灯を設置し、遠隔地から照明を操作したり、通行量を分析したりする取り組みを行っている。
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