大手携帯キャリアが格安プランを発表するなど携帯料金の価格競争が激化する中、総務省は4月2日、携帯電話の料金プランなどに関する情報をまとめた「携帯電話ポータルサイト(正式版)」を公開した。料金プランの見直し手順やMVNOの仕組みなどを解説することで、消費者のニーズに合ったプラン選択に役立てたい考え。
総務省が公開したポータルサイトでは「料金プラン」「MNP」「中古端末」「格安SIM」など7項目にわたって解説している。
例えば、料金プランに関するページでは大手キャリア4社の利用者のうち40%以上が月20GB以上のプランを契約する一方、実際に20GB以上使うのは約10%しかいないというデータや、データ容量を使う場面などを例示。各社の携帯ブランドも紹介し、使用用途に合った料金プランの利用を呼び掛けている。
武田良太総務相は同日の記者会見で「ご自身の料金プランを見直すときに活用してほしい。さらに分かりやすいものになるよう内容の拡充も図っていく」と話している。
総務省は2020年10月、携帯料金の引き下げに向けたアクションプランを発表。同プランに盛り込んだ消費者の理解促進のため、20年12月に暫定版のポータルサイトを公開していた。
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