朝日新聞社は4月2日、指定した字数や割合に長文を要約する「長文要約生成API」を開発したと発表した。評価用途に限り、無償で利用できる。会議の議事録や、採用活動で受け付けるエントリーシートの速読などに役立てられるという。
長文要約モデルに同社の過去30年分の記事データなどを学習させたという。文の内容から自動で見出しなどを生成する別のAPIとも組み合わせた。APIキーを取得すればデモサイト上で試せる他、直接APIにリクエストを送ることもできる。
例えば、約500字の長文を200字に圧縮したり、文単位に分解して一文30字以内に要約したりできる。重要事項を自動で抽出した上で圧縮することも可能だ。
開発した同社のメディア研究開発センターは2021年4月に社内組織の統合で発足。同センターは「新聞社ならではの豊富なテキストや写真、音声などの資源を活用し、自然言語処理や画像処理などの先端技術の研究・開発を進めていく」としている。
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