ラージフォーマットの1億画素はすごい! え、なにこれちょっと写りすぎ、とびっくりするくらいの画質だったのである。拡大して「ああ、細かいところまでちゃんと写っててすごいね」のみならず、ぱっと見た瞬間「あ、これは次元が違う」と感じる画質なのだ。
ああ、富士フイルムの底力はスゴかった。
それが1億画素センサーの「GFX100S」。大事なのは35mm判換算フルサイズセンサーより大きな「ラージセンサー」(富士フイルムはこう呼んでいる)ならではの階調の豊かさと、その性能を引き出すレンズといっていい。
一番のキモであるセンサーサイズは、43.8×32.9mm。面積でいうと35mm判換算フルサイズセンサーの1.67倍だ。
写真で比べるとこんな感じ。左が35mmフルサイズセンサー搭載の「α7C」、右がGFX100Sだ。これだけ違う。マウントサイズも全然違うのだ。
GFX100Sはラージセンサーを使ったGFXシリーズの4機種目。1億画素センサー機としては「GFX100」に継ぐ2代目だ。
GFX100が約120万円で発売は2019年6月。それから2年弱での登場だ。GFX100の後継機ではなく、下位モデルって位置づけだが、それでも2年弱という短い期間で登場したのは驚きだ。
しかもめちゃ小さく軽く安くなったのである。
GFX100とGFX100Sを並べると大きさの違いがわかる。左がGFX100S、右がGFX100だ。
GFX100は約120万円の超ハイエンド機だが、今回のGFX100Sは約70万円と35mmフルサイズのフラッグシップ機と変わらない戦略的な価格となった。
センサーが大きい分レンズが太いのでデカく感じるけど、構えた感じは大きめの一眼レフだ。
装着したレンズは広角単焦点のGF 30mm F3.5。ラージフォーマットなので、画角は35mm判換算で24mm相当だ。0.8倍するとよい。
まずは画質を見たいよねってことでいつものガスタンクをこのレンズで撮影。
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