米Verizon Mediaが運営する米国版Yahooは4月5日(現地時間)、「Yahoo!知恵袋」の米国版に当たる「Yahoo Answers」のサービスを5月4日に終了すると、サービスページ上で発表した。
4月20日から投稿できない読み取り専用モードになり、5月4日からはアクセスするとYahooのトップページにリダイレクトされるようになる。これまで同サイトに投稿したコンテンツは、自分の質問とその回答、自分の回答については6月30日までに申請すればダウンロードできる。他のユーザーのコンテンツはダウンロードできない。
Yahoo Answersは2005年末に米Yahoo!(当時)がβ公開したQ&Aサービス。2006年5月に正式版に移行した。Yahoo!知恵袋と同様に、ユーザーが質問を投稿し、それに対してほかのユーザーが回答を書き込む。質問者は寄せられた回答の中からベストな回答を選ぶことができるというものだ。
なお、Yahoo Answersを運営するVerizon Mediaと日本のヤフーは無関係なので、この決定はヤフーが運営するYahoo!知恵袋には影響しない。Yahoo!知恵袋はYahoo Answersよりも前、2004年に開設された。
日本のヤフーは1996年に米Yahoo!とソフトバンクの合弁会社として設立された。その後、米Yahoo!はVerizonに主要事業を売却してAltabaという社名に変更し、2019年4月に解散している。
Yahoo.comのYahoo Answers以外のサービスは継続する。
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