伊豆急行の列車の運転席からの風景を、360度VRで再現したコンテンツ「伊豆急 リゾート21・黒船電車 運転席VR」が5月11日に発売される。
“黒船電車”の運転台から、伊豆の景色や運転席の様子を1時間にわたって撮影。女性運転士の音声や運転の動きも収録しており、「まるで真横に運転士がいるような臨場感」が味わえるという。
「リゾート21 黒船電車」は、海を向いたパノラマシートや展望車両を備え、黒船に見立て塗装した、全国でも珍しい黒色の列車だ。
映像は、伊豆急下田駅(静岡県)から伊東駅(同)までの約1時間を、8K画質、360度で撮影したもの。
伊豆の海や山、満開の河津桜、温泉の湯煙など、伊豆ならではの景色を収録し、まるで伊豆に行ったかのような仮想旅行が楽しめる他、女性運転士の機敏な運転の様子や喚呼の声、車掌のアナウンスなど実際の車内の音声も収録した。今年3月に定期運用を追えたJR185系「特急踊り子」をはじめとする伊豆急行線を走行する様々な列車とのすれ違いシーンも楽しめる。
伊豆急が監修し、グループ会社の伊豆急ケーブルネットワークと、VR映像を手掛けるジーンハートが制作。「鉄道会社公式の運転台の中で8K撮影したVR映像はネット上でも見られないので、おそらく世界初の商品」とみている。
360度VRコンテンツのストリーミングサービス「VR SQUARE」 「Blinky」で配信。価格は税込4980円。視聴は発売から2年間(2023年5月)限定。VRゴーグルで楽しめる他、PCやスマホでパノラマ映像で視聴することもできる。購入者のうち先着1000人に「黒船電車オリジナルVRゴーグル」プレゼントする。
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