背面の構成はα9IIと同じだが、ロータリーダイヤルなど部分的に改良されている。大きめのスティックは操作しやすくて良い。
操作系はα9IIが近い。
左肩のフォーカスモードとドライブモードが重なった2階建てのダイヤルはα9ゆずりだ。撮影状況の変化に応じて瞬時に対応するには専用ダイヤルが良い。
背面のモニターはα7sIIIで採用されたバリアングルではなく、従来通りのチルト式の液晶モニターで144万ドットとフラッグシップ機としてはちょっと控えめ。
その代わり、ファインダー(EVF)は秀逸。なんと約944万画素でファインダー倍率は約0.9倍。つまりデカくてきれいなのだ。眼鏡をかけているなど0.9倍では四隅まで一望できないという人向けに縮小表示も用意されている
これは素晴らしい。ファインダーを覗いて撮るべきカメラといっていい。
システム拡張が可能なこともフラッグシップ機の条件の1つ。左側面の蓋を開けるとシンクロ端子、LAN端子、フルサイズのHDMI端子にUSB Type-C、マイク、ヘッドホンなど一通り揃っている。
メディアはデュアルスロットでどちらもSDXCカード(UHS-I/II)の他、CFexpress Type-Aに対応している。
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