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ソニー「α1」やっぱり凄かった 高性能を誰でも享受できるフラッグシップ荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/6 ページ)

» 2021年04月29日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 背面の構成はα9IIと同じだが、ロータリーダイヤルなど部分的に改良されている。大きめのスティックは操作しやすくて良い。

背面から。大きめのAF-ONボタンと親指があたる面積が大きくて使いやすいスティックがαらしさと思う

 操作系はα9IIが近い。

上面から。右肩は細かい改良はあるものの前後の電子ダイヤルと露出補正ダイヤルなどα7やα9系と同じだ

 左肩のフォーカスモードとドライブモードが重なった2階建てのダイヤルはα9ゆずりだ。撮影状況の変化に応じて瞬時に対応するには専用ダイヤルが良い。

左肩にはフォーカスモードとドライブモードのダイヤルが重なっており瞬時に変更できる。連写速度は「LMH」に「H+」が加わった

 背面のモニターはα7sIIIで採用されたバリアングルではなく、従来通りのチルト式の液晶モニターで144万ドットとフラッグシップ機としてはちょっと控えめ。

背面モニターはαシリーズ伝統のチルト式。スチルユーザーを念頭に置いているのでバリアングルではなくチルトにしたという

 その代わり、ファインダー(EVF)は秀逸。なんと約944万画素でファインダー倍率は約0.9倍。つまりデカくてきれいなのだ。眼鏡をかけているなど0.9倍では四隅まで一望できないという人向けに縮小表示も用意されている

このファインダーは大きくてきれいでレスポンスも良い。さすがフラッグシップ機だ

 これは素晴らしい。ファインダーを覗いて撮るべきカメラといっていい。

 システム拡張が可能なこともフラッグシップ機の条件の1つ。左側面の蓋を開けるとシンクロ端子、LAN端子、フルサイズのHDMI端子にUSB Type-C、マイク、ヘッドホンなど一通り揃っている。

このボディサイズでこれだけ収めたのはすごい。LAN端子もあるしHDMI端子もフルサイズ(タイプA)を採用。動画撮影時に外部モニターを接続することを念頭に置いている

 メディアはデュアルスロットでどちらもSDXCカード(UHS-I/II)の他、CFexpress Type-Aに対応している。

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