ぴあは5月13日、チケット販売サイト「チケットぴあ」のシステムを活用した新型コロナワクチンの予約サービスを提供すると発表した。14日から自治体の問い合わせを受け付ける。チケットぴあと同じサーバを使うため、数十万件規模のアクセス集中にも耐えられるという。早ければ5月中にも、事前に導入を検討していたいくつかの自治体が利用を始める見通し。
接種する日にちや時間帯、接種会場を指定しての予約が可能。応募者を抽選する機能も搭載する他、同一人物による申し込みの重複を防ぐ仕組みも備えるという。
自治体向けの利用料は予約1件につき1000円程度を想定。ただしチケットの郵送費などはぴあが負担するため「利益はほぼ出ない」(同社)としている。要望があれば、イベント施設「ぴあアリーナ MM」(横浜市、収容人数1万2000人)の貸し出しも検討する。実際の予約方法など、サービスの詳細な仕組みは機密保持のため非公開としている。
ぴあはサービス提供の背景について、「今後の大規模接種に向け、各国の五輪など大規模なイベントのチケットを販売してきたノウハウが活用できると判断した」としている。
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