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これぞ一眼レフ ペンタックス「K-3 III」で味わうファインダーをのぞく楽しさ荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/5 ページ)

» 2021年05月16日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

アレコレ撮ってみる

 ではそんなK-3 IIIを抱えてあれこれ撮ってみる。

 今回、超広角から望遠まで4本ほどレンズを借りたののだが、まずは超広角ズームでのガスタンクから。

 「HD PENTAX-DA★ 11-18mm」。HDでスターレンズなので、まあ新しくて高性能なシリーズである。

K-3とHD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW。超広角のハイエンドレンズ

 これが実に良い。

ガスタンクを絞り優先AEで撮影。階調も滑らかだし、ディテールの描写もいい。ローパスセレクターはオフ。カスタムイメージは「鮮やか」で(11-18mm 16mm 1/1250秒 F5.6 ISO200)

 超広角の11mmでもう1枚。

緊急事態宣言で人通りがぐっと減った歌舞伎町で、超広角ゴジラ。周辺の歪みもなく超広角ズームとしてすごく優秀(11-18mm 11mm 1/1000秒 F2.8 +1 ISO200)

 続いて、20-40mmという扱いやすいLimitedレンズ。K-3 IIIのWebサイトなどでも使われており、スナップ用の標準ズームと思っていい。デザインも合ってる。

K-3 IIIに「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」を装着した図。本体とのバランスも良くてカッコいいレンズ

 小型軽量でデザインもいいので、持ち歩きたくなる。35mm判換算で30-60mm相当の2倍ズームであるが、使ってみるとあまり困らない。

 というわけでポートレートを。

望遠端の40mmでポートレート。半逆光だが階調もうまくコントロールしてくれた。ハイライトとシャドウのコントロールはオートで撮っている(20-40mm 35mm 1/80秒 F5.6 ISO200)

 このレンズ、歩きながら気になったモノをさっと撮れるので日常使いにいい。

カメラを持ってスナップ撮った中の1枚。フォーカスは口のコイン投入口に。ボケも自然でよし(20-40mm 40mm 1/250秒 F4.0 ISO100)

 K-3シリーズはいくらでもISO感度を上げられるってのも特徴の1つ。夜の撮影にも強い。

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