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Microsoft、「Teams」向けアプリ「collaborative apps」のAPIなどを発表Build 2021

» 2021年05月26日 10時09分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月25日(現地時間)、オンラインで開催の年次開発者会議「Build 2021」で、Web会議サービス「Microsoft Teams」の新機能やTeams向けアプリ開発ツールなどを発表した。

 サティア・ナデラCEOは基調講演で、Teamsの1日当たりのアクティブユーザー数は1年でほぼ倍増し、1億4500万人になったと語った。

 「TeamsとOfficeで、デバイス横断のコラボレーティブアプリという新たなカテゴリーを実現することに興奮している」(ナデラ氏)

 公式ブログによると、コラボレーティブアプリにより「エンドユーザー同士は簡単に連携し、いつでもどこからでもプロジェクトを完了し、複数のアプリやデータを切り替えることなくワークフローを維持できる」という。

 Microsoftは、コラボレーティブアプリはMicrosoft Cloud上で開発できると説明した。Teams用に作成したコラボレーティブアプリは、Windows、macOS、Web、iOS、Android、Linuxなどの多くのプラットフォームで機能するという。つまり、1度ビルドすればどこにでもデプロイできるということだ。

 collaborative collaborative applications

 開発者は、例えばTeamsで使えるホワイトボードやデザインボードなどのアプリを開発してTeamsのアプリストア「Teams Store」で公開できる。Teams Storeでは、アプリ内決済なども可能になる見込みだ。

 Microsoftはコラボレーティブアプリの例として、「Togetherモード」のカスタムシーンを紹介した。


 今夏には、音声と動画にリアルタイムでアクセスし、文字起こしや翻訳などを可能にするAPIを公開する計画だ。


 開発者向けに発表されたツールの詳細については公式ブログを参照されたい。

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