米Googleは5月28日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」のバージョン91へのアップデートで、最大23%高速化したと発表した。
このアップデートで、JavaScriptエンジン「V8」のコンパイラを新しい「Sparkplug」にし、短い組み込み呼び出し(short builtin calls)を採用したことで実現した。
Sparkplugは、コードを高速に実行しながら最高の性能を得るためにコードを最適化する新しいJavaScriptコンパイラ。短い組み込み呼び出しは、V8エンジンがメモリ内で生成されたコードの配置を最適化するためのメカニズム。ベンチマークによると、米AppleのM1チップのMacでも効力があるようだ。
Googleは「これらの新機能により、Chromeは最大23%高速になり、毎日のCPU時間を17年間以上節約できることになる」としている。
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