就業時間中の新型コロナワクチン接種を認めるなど、各企業が社員のワクチン接種に向けた取り組みを打ち出す中、ソフトウェアの開発や販売を手掛けるアステリア(東京都品川区)は6月7日、自社のノーコード開発ツールで作ったスマホアプリで全社員80人の接種状況や副反応を管理すると発表した。副反応が出た場合はアプリ上で休暇を申請できるという。
ワクチン接種報告アプリ(以下、接種報告アプリ)は、業務用モバイルアプリ作成サービスである同社の「Platio」(プラティオ)を使い、2日ほどで作成したという。
社員はアプリ上で、接種予定日や副反応の有無を記入。副反応があった場合や、社員が副反応による休暇を申請すると、人事労務担当者にプッシュ通知され、リアルタイムで社員の状況を確認できる。
コロナ禍で社員の健康管理が求められる中、同社は2020年にも、プラティオを使った体温管理アプリを社員向けに開発。体温を入力した社員の中に高熱の社員がいれば、担当者に通知される仕組みとしていた。接種報告アプリでも同様に、副反応の報告のみが通知されるため、担当者が全社員の健康状態を把握する必要がないのが強みだという。
同社は、企業からの依頼があれば、プラティオ上で接種報告アプリを提供する方針。
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