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» 2021年06月29日 08時52分 公開

Facebookを独禁法でFTCと48州が提訴した裁判、連邦地裁が棄却

FTCと48州がFacebookを独禁法違反で提訴した裁判で、連邦地裁は両者の申し立ては法的に不十分として棄却した。ただし、FTCが主張の根拠を説明するよう訴状を修正すれば、裁判は継続する。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米連邦取引委員会(FTC)が48州の検事総長とともに米Facebookを独禁法違反で提訴した裁判で、コロンビア特別区連邦地裁は6月28日(現地時間)、両者の主張は法的に不十分とし、棄却した。

 FTCは、FacebookがInstagramやWhatsAppなど、将来競合する恐れのある新興企業を買収して競争を阻害したと主張し、両社の売却を要求していた。

 判決文には「裁判所はFacebookの主張のすべてに同意するわけではないが、FTCらの申し当ては法的に不十分であり、却下せざるを得ない」とある。「FTCの申し立ては、Facebookが実際にどれだけの力を持っているかという重要な問題について具体的なことをほとんど説明していない」

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 だが、連邦地裁はFTCが主張の弱点を解消できる可能性があると認め、訴状を修正することで訴訟を続ける可能性を残した。FTCは7月29日までに新たな訴状を提出できる。

 48州による訴訟については、Instagramの買収は2012年、WhatsAppの買収は2014年のことであり、訴訟を起こすまでにあまりにも時間がたっているため、「Facebookが競合するアプリとの相互運用性を妨げるという州の申し立ては成り立たない」として完全に棄却した。

 Facebookは米CNBCなどに対し、「今日の判決がFacebookに対する当局の申し立ての欠陥を認めたことを嬉しく思う。われわれは、人々の時間と注目を獲得するために毎日公平に競争しており、今後もわれわれのサービスを利用する人々と企業にすばらしい製品を提供し続ける」と語った。

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