ITmedia NEWS > 製品動向 >

Googleのpring買収報道に主要株主がコメント 「現時点で決定した事実はない」

» 2021年07月09日 13時13分 公開
[ITmedia]

 米Googleがモバイル決済サービス「pring」を手掛けるpring社(東京都港区)を買収し、日本での金融事業に参入すると、日本経済新聞や共同通信など報道各社が7月8日付で報じた。これに対し、pring社の主要株主の1社であるメタップスは同日「当社が発表したものではない。当社は事業ポートフォリオの見直しを進めているが、現時点で開示すべき決定した事実はない」とコメントを発表した。

photo メタップスのプレスリリース

 pring社は2017年設立。pringはアカウントと銀行口座をひも付けることで、QRコード決済や、他ユーザーへの送金ができるサービス。日本経済新聞によれば、Googleはメタップスやみずほ銀行、伊藤忠商事などの既存株主からpring社の全株式を200億円から300億円で取得し、2022年をめどに日本で送金・決済サービスを提供する予定という。

 みずほ銀行などメタップス以外の株主は、9日時点で報道に対するコメントを発表していない。

photo モバイル決済サービス「pring」(出典:公式ページ)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.