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東京オリンピックで見た、神社の参道をロードバイクで疾走するもう一つの方法CloseBox(2/2 ページ)

» 2021年07月28日 12時40分 公開
[松尾公也ITmedia]
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Zwiftでなんちゃって日本をサイクリング

 毎日走るモーティベーションを維持できた理由の一つに、5月に新設されたコースがある。Zwiftには、実際の都市のコースをベースに多少変更したもの、ニューヨーク、パリ、ロンドン、ヨークシャー、インスブルックなどがあり、透明な海底トンネルや溶岩流の中を抜けていく完全にフィクショナルなコース、「Watopia」も用意されている。

 そこに追加されたのが、「Makuri Islands」(マクリ島)である。ここは何というか、日本の風景が満載の、フィクショナルなコースなのだ。

 ロンドンと同じく車両は(自転車も)左側通行だし、桜は咲いてるし、お城はあるし、富士山も見える(なぜ?)。

photo いつでも花見サイクリング
photo お城見物
photo 富士山も

 そして、大量の神社仏閣。あちこちに鳥居が立ち並び、その横をすり抜けたり、山道から神社の大門をくぐり抜けることもできる。

photo この鳥居はくぐらずに(その先は階段なので無理)
photo この大門を
photo くぐる

 そう、オリンピック選手たちだけに許された、神社の参道をロードバイクで走ることが可能なのだ。Zwiftなら。

 Zwiftでは毎日、日替わりで3つのコースから1つを選択できる。1つはWatopiaで、残りの2つはその他から選ばれる。そこにMakuri Islandsが入っていたら、その日は神社やお城、温泉地を巡りながら、ある意味理想的な日本を楽しめるはずだ。

 梅雨が明けて、外を走ることも可能な季節に入ったが、海外選手に大不評の日本の酷暑。エアコンをキンキンに効かせて、ゲリラ豪雨や台風も気にせず、虫が目や口に入ることもない。暑いのにマスクを装着する必要もない。そんなインドアバイクで神社巡りをしてはどうだろう。実際に神社巡りのコースもある。“ご利益”があるかどうかは分からないけれども。

 あ、筆者はダイエットのご利益はありました。この間に体重を10kg落とせたので。

photo Zwiftを始めてから現在までの体重推移
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