米Amazon.comは、欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)に違反したとして、7億4600万ユーロ(約971億円)の罰金を科せられた。同社が7月29日(現地時間)、第2四半期の業績発表で義務付けられている報告書(Form 10-Q)で明らかにした。
Amazonは罰金には「メリットがない」と信じており、積極的に自社を守るとしている。
罰金を科すのは、ルクセンブルクのデータ保護国家委員会(CNPD)。理由を「Amazonの個人データの処理がGDPRに準拠していない」としている。CNPDは7月16日、罰金の支払いとともに、GDPRに準拠するために実務を改定するよう命じた。
Amazonのどのような実務がGDPRに違反したのかは明らかにされていない。
2018年のGDPR施行以来、Google(5000万ユーロ)、British Airways(1億8339万ポンド)、Marriot Hotels(9920万396ポンド)などに罰金が科せられたが、7億4600万ユーロという金額は過去最高だ。
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