選手村の段ボール製ベッドを破壊する動画をTikTokに投稿して批判を集め、謝罪した、イスラエルのベンジャミン・ワンガー選手が7月31日、熱海土砂災害の支援金を募るクラウドファンディングを始めた。目標金額は3000ドル。
57年ぶりの東京開催となった「東京2020オリンピック・パラリンピック」。前回開催時と異なりネットが普及した今、ネットを通じてさまざまな声や交流が生まれている。競技者やサポーター、報道関係者、企業など、国や立場を超えて生まれる“ネットと五輪”ムーブメントを追う。
ワンガー選手は27日、自国の代表選手らと選手村の段ボール製のベッドの上で飛び跳ね、何人乗れば壊れるのか検証する動画をTikTokに投稿。世界中から非難の声を受けて動画を削除し、29日に謝罪動画を投稿していた。
クラウドファンディングは、米国のサービス「GoFundMe」で実施。8月2日午後6時時点で目標額の約3分の1に当たる1060ドルが集まっており、ワンガー選手も200ドルを寄付している。寄付金は全額を静岡県熱海市に送り、災害復興のために使うという。
ワンガー選手は一連の批判・謝罪からクラウドファンディング立ち上げに至った経緯を明らかにしていないが、Twitterでは「謝意を形にしようとしてくれるのはうれしい」などの声も上がっている。
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