ITmedia NEWS > 製品動向 >

ソニーAマウントカメラボディの米国販売が終了 公式サイトから全製品削除、レンズのみに “完全終了説”には「お答えできない」

» 2021年08月04日 21時47分 公開
[樋口隆充ITmedia]

 ソニーの米国内向けの公式サイトからAマウントカメラの全製品が削除されていることが8月4日までに分かった。米国サイトではレンズのみが掲載されている。同社は、米国内でAマウントカメラの販売を終了したことを認めたが、ユーザーサポートは継続する方針。日本国内では引き続き、カメラとレンズの販売を継続するという。

photo ソニーAマウントのフルサイズ機「α99 II」

 米国で販売を終了したのは、2016年に発売したフルサイズ一眼レフカメラの「α99 II」と、14年発売のAPS-C機「α77 II」の2機種。ただし、Aマウントカメラの海外販売が完全に終了するわけではなく、日本など一部の国では販売を継続しているという。

photo 米国向けサイトで「α99」と検索してもカメラ本体がヒットしない

 日本国内の公式サイトには、8月4日時点でも「α99 II」は掲載されている。同社は「Aマウントカメラにも一定のお客さまがいるため」と説明。今後、Aマウント製品を新規開発するのか、Aマウントは終了するのかという問いには「商品の計画についてはお答えできない」とした。

photo 日本の公式サイトでは「α99 II」のみ販売継続中

 「(Aマウントより)Eマウントの需要が多いことは認識している。エントリー向け一眼カメラから業務用のシネマカメラまでEマウントで統一する『1 Mount』戦略についても引き続き進めていきたい」(同)

photo ソニーの「1 Mount」戦略

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.