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コラム
» 2021年08月05日 07時15分 公開

ソニーの「Aマウント」はなくなるのか ミノルタから受け継いだ「αシリーズ」の歴史荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/4 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]

ソニーのαシリーズはAマウントで始まった

 そして2006年、ソニーから初のデジタル一眼レフ「α100」が誕生する。その発表会の写真が出てきたのでここで披露だ。

初のDSLR(デジタル一眼レフ)の真打になる、と気合いの入った発表会だった。デジタル一眼レフの真打ちにはなれなかったが、その10数年後、α7によって「デジタル一眼」の真打になったのだからすごい
「α100」の時点で、ブランドカラー「シナバー」が強調され、ずっと使われ続けている
ソニー初のデジタル一眼レフ「α100」と同時に発売されたソニーブランドのレンズ2本

 この時点ではミノルタのαシリーズにSONYのロゴという感じであったが、マウントの周りにオレンジ色(シナバー)のリングを付けるなど、今に続く意匠が始まった。

α100を正面から。マウント回りにシナバーのリングが施されている

 翌2007年には、主力モデル「α700」が登場。このあたりからソニーらしくなっていくのである。

α100はエントリー機だったが、α700はミドルクラスの主力機として登場した

 そして2008年にはフルサイズセンサーを搭載した「α900」が誕生。エントリーモデルから最上位のフルサイズセンサーモデルまで、ボディ内手ブレ補正を搭載したデジタル一眼レフのラインアップが揃ったのである。

ソニーがα900を発表した日のイベントで撮影。左がα900、右がα700だ

 2008年にはもう1つ忘れてはいけない面白いエントリーモデルがあった。「α350」である。クイックAFライブビューの搭載である。

一見、普通の一眼レフだが、クイックAFライブビューなる新しい試みが取り入れられたα350

 構造は普通の一眼レフなのだけど、ペンタ部にライブビュー専用のイメージセンサーを持ち、それを背面のモニターに映すことでミラーアップしないライブビューを実現したのだ。

 まあこれはこれでライブビュー時は別の小さなセンサーを使うため、ライブビュー時に画面に見える絵と実際に撮れる絵の差違があって微妙なところもあったのだが、ライブビューで撮る時代を見越していたのだなと思うとなかなか興味深い。

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