家庭用FAXを生産するメーカーは激減している。2021年現在、「FAX」と聞いて思い浮かべる、固定電話型デザインのFAXを生産している日本のメーカーは、「おたっくす」ブランドのパナソニックだけになってしまった。
最新の「おたっくす」は極めて多機能だ。受信したファクスを印刷前に画面で確認できる機能はもちろん、スマートフォンで見られる機能も充実している。
また、ブラザー工業やエプソンといった複合機メーカーも、FAX機能付きの複合機を生産。家庭用FAXよりサイズが大きく、主に業務用だが、家庭での導入する例もあるようだ。
利用シーンはまだまだあるといっても、FAX需要は減退の一途をたどっており、これからさらに縮小していくのは確実だ。
ちなみに記者の自宅には、FAXどころか固定電話がなく、固定用の電話番号も持っていない。今後、「FAXのみ」で受け付けるサービスを利用する機会がないことを、心から祈っている。
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