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Tesla、人型ロボット開発に参入 2022年にプロトタイプ公開

» 2021年08月20日 12時02分 公開
[井上輝一ITmedia]

 電気自動車を手掛ける米Teslaは8月19日(米国時間)、同社のイベント「AI Day」の中で、人型ロボット「Tesla Bot」の開発を発表した。2022年にプロトタイプを公開するという。

米Teslaの人型ロボット「Tesla Bot」

 ロボットの身長は約173cmで重量は約57kg。約20kgまでの荷物を持って時速8kmで移動できるという。人が行っている危険なタスクや反復作業、つまらない作業などを肩代わりするのがコンセプトだ。イーロン・マスクCEOは「この世界は人間が人間のために作っている」として、人の作業を代わるには人型が適しているとする考えを示した。

サイズや重量、移動速度などのスペック

 ボディーは白い流線形で、人間が白いタイツを被った姿に近い(壇上ではTesla Botを模した人間のパフォーマーがダンスを披露した)。頭から肩に掛けては黒く、顔面にはスクリーンを備え、情報を表示できるという。

 頭部には8つのカメラを搭載。胸部のコンピュータを使って捉えた映像を機械学習で処理し、“完全自動運転”を実現するという。

機械部分の詳細
頭部にカメラ、胸部にコンピュータを搭載 なおバッテリーについては触れられていない
Tesla Botを模したパフォーマーとそれを見守るマスクCEO

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