新宿区と文京区の一部で8月21日の夕方からガスが利用できなくなっていた問題で、東京ガスは27日、復旧作業が完了したと発表した。当初の予想より広い範囲でガス管に水や土砂が流れ込み、作業が長引いていた。
27日の正午までにガス管内に溜まっていた水や土砂を取り除く作業を完了し、残っていた2棟113戸にガスの供給を再開した。不在でガスの開栓作業ができなかった家にはチラシを投函し、電話などで問い合わせるように求めている。
トラブルは21日の午後4時過ぎに発生。ガス管の中に水や土砂が流入し、新宿区と文京区の一部で都市ガスの供給が止まった。最大6562戸に影響が出た。
東京ガスは復旧作業と並行し、ガス供給が停止した地域の駐車場に仮設の「現地お客さま対応窓口」を設営してカセットコンロの貸し出しや水や食品の差し入れなど住民の支援を行った。
Twitterでは地域住民と見られる人達から差し入れに対するお礼や猛暑の中で作業を続ける工事担当者を気遣うツイートに加え、数日ぶりにガスが復旧して「インフラのありがたみを感じる」といった安堵の声が上がっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR