日本医師会は9月2日、同会をかたる不審なメールの流通を確認したとして注意を呼び掛けた。新型コロナウイルス感染者数の最新情報と偽り、不審なExcelファイルのダウンロードやファイル内マクロの有効化を促すという。日本医師会は「マルウェアの感染などを引き起こす可能性が極めて高い」と注意を促している。
メールのタイトルは「【重要】日本医師会より新型コロナウィルス感染状況のお知らせ」など。本文では「最新の感染者数推移の情報共有をさせていただく」「オンライン上でデータを更新するため、Excelを開いた際に『アドイン』を有効にしてください」などとして、記載のリンクやボタンからExcelファイルをダウンロードし、マクロを有効化するよう誘導するという。
日本医師会はこれらのメールについて「(偽物のような)メールは一切配信していない。万一そのようなメールが届いたら、絶対にダウンロードなどを行わずにメールを削除してほしい」と呼び掛けている。
「ワクチン接種、予約はこちら」偽メールに注意 自衛隊・厚労省かたりクレカ情報詐取
OS標準で十分になったマルウェア対策 それでも注意すべき「セキュリティ対策」は何か
「PCサポート詐欺」コロナ禍で拡大 狙われる高齢者……電話かけさせリモート操作、マルウェア仕込む
「ワクチン接種予約受付中、アプリインストールして」──正体は偽SMS トレンドマイクロが注意喚起
「コロナ対策」偽り顔写真を要求 厚労省かたるフィッシングに注意Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR