調査会社のMM総研は9月14日、2020年度(20年3月〜21年4月)の中古スマートフォン販売台数が、過去最高の185万台(前年度比13.5%増)だったとする推計を発表した。21年10月からは「SIMロックの原則禁止」がスタートし、市場は右肩上がりの成長を続けると予想している。
Webアンケートによるユーザー調査と、中古端末販売業者への取材、中古端末専門フリマサービスのデータなどから市場規模を推計した。
21年10月からは、端末を自社回線でしか使えないよう通信を制限する「SIMロック」が原則、解除されるため、中古スマホの買い取りや販売がよりスムーズになる見通し。ECサイトやフリマサービスでのオンライン取引も増えており、市場はさらに拡大する見通しだ。
21年度の市場規模は、前年度比10.3%増の204万台に成長すると予想。その後も伸びは続き、25年度には268万台になるとみている。
21年7月に行ったユーザーへのWebアンケート(15〜69歳の2万4476人対象)では、メインで利用している端末は「新品で購入したスマホ」が83.9%、「中古で購入したスマホ」は2.5%。中古スマホは現状、「2台目のサブ機」としての利用が多いとMM総研はみている。
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