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ドコモ、「2年縛り」などの解約金を10月に廃止 独自の「解約金留保」も撤廃

» 2021年09月21日 17時12分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは9月21日、スマートフォン向け通信サービスについて、定期契約を途中で解約したときに発生する解約金を、10月1日に廃止すると発表した。すでに提供している定期契約プランは9月30日に新規申し込みを終了する。

photo 廃止前と廃止後の比較

 対象は「ギガホ プレミア 2年定期」「5Gギガライト 法人定期」など7プラン。ユーザーが定期契約プランから解約金のないプランに乗り換えたとき、当初契約していたプランの満了時期までは、解約時に違約金を請求するドコモ独自の施策「解約金留保」も10月1日に廃止する。

photo 解約金留保のイメージ

 携帯回線の解約金を巡っては2019年、総務省が携帯事業者に値下げや廃止を求めていた。これを踏まえ、ソフトバンクは違約金を廃止済み。KDDIやドコモはそれぞれ、違約金を値下げしたプランの提供を始めていた。このうちドコモは解約金留保についても、仕組みを見直す方針を総務省が21年4月に開催した会合で明らかにしていた。

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