電通などが加盟する社団法人のオタクコイン協会は9月28日、同日に始めた「ネジネジ」「ブニブニ」などマンガの擬音語をモチーフにしたNFTアート「マンガ擬音NFT」を先着3300人に配布するキャンペーンについて、予定人数に到達したため約1時間で終了したと発表した。
マンガ擬音NFTは、カーソルを動かすことで画面上に「ネジネジ」「ポイポイ」などの擬音を表示するもの。カーソルを動かす速度によって表示する擬音のサイズを変えることも可能という。制作にアルゴリズムを活用することで、作品に無作為性や機械らしさを取り入れるアート「ジェネラティブアート」として全3333種類を作成。このうち3300個を先着制で配布した。残りは9月30日まで応募を受け付ける抽選制のキャンペーンで配る。
モチーフにマンガの擬音語を選んだのは「世界にオタク文化を広げていく活動の旗印」(オタクコイン協会)とするため。NFTの発行には、暗号資産「Ethereum」と互換性のあるブロックチェーンを構築できる「Polygon」(ポリゴン)を採用した。NFTマーケットプレース「OpenSea」などでの二次流通なども認めている。
NFTは、デジタルデータの所有権をトークンとしてブロックチェーンに記録することで、データ固有の価値を証明できる技術を指す。主にデジタルアートの販売に利用されており、日本でも音楽ユニットの「Perfume」などが作品の販売に活用している。
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