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新生「Microsoft Store」、Amazonに続きEpic Gamesも参加

» 2021年09月29日 06時37分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは9月28日(現地時間)、10月5日リリース予定の「Windows 11」で提供する“ゼロから再設計した”アプリストア「Microsoft Store」に登録される多様なアプリについて発表した。

ストアフロントアプリの登録 Amazonに続きEpic Gamesも

 6月の発表で、一部のAndroidアプリをMicrosoft Storeからダウンロードできるようになることが話題になった。これは、米Amazon.comがMicrosoft Storeにストアフロントアプリ「Amazon Appstore」を登録することで、このアプリストア経由でアプリをダウンロードできるようにするという仕組みだ。

 Microsoftは、Microsoft Store on Windowsのポリシー更新により、他のサードパーティもストアフロントアプリを登録できるようにした。

 Amazonに続き、まずは米Epic Gamesがストアフロントアプリ登録を決定した。AmazonとEpic Gamesのストアフロントは、向こう数カ月以内に登場するとしている。

 epic Epic Gamesのストアフロント

 ストアフロントアプリ経由のアプリ購入では、アプリが独自のアプリ内支払いシステムを管理している場合、Microsoftは手数料を徴収しない。Epicは現在、米AppleとApp Storeでの手数料をめぐって法廷闘争中だ。

「Discord」や「Zoom Cloud Meetings」も、PWAも

 デスクトップアプリの「Discord」「Zoom Cloud Meetings」「KakaoTalk」「Luminar AI」「Music Maker」「VLC」などが新登場する。

 zoom Zoomも登場

 また、「Reddit」「Wikipedia」「TikTok」「Lyft」「Quizlet」「Tumblr」などプログレッシブWebアプリ(PWA)も登場する。

Webブラウザ「Opera」と「Yandex Browser」も登場

 現行のMicrosoft StoreにはWebブラウザアプリは登録されていないが、「Opera」と「Yandex Browser」が登場する。Microsoftは「開発者がOSのWebプラットフォーム(自社ブラウザ「Edge」のこと)に依存する代わりに」サードパーティWebブラウザエンジンを持ち込めるようにしたとしている。



 新生Microsoft Storeは10月5日からWindows 11で利用可能になる。「Windows 10」のMicrosoft Storeも向こう数カ月以内に新しいものになる見込みだ。

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