米Amazon傘下のオンライン実況サービスTwithは10月6日(現地時間)、情報漏えいがあったとツイートした。
Twitchのツイートより前に、ゲーム系メディアの米Video Games Chronicle(VGC)が、Twitchのソースコードやクリエイターへの支払いリストなど約125GB分を盗んだ攻撃者が米匿名掲示板「4chan」にそれらのデータへのリンクを投稿したと報じた。VGCはこれらが本物であることを確認したとしている。
投稿者は「Twitchのコミュニティは嫌な廃墟」で、リークの目的は「オンライン動画ストリーミング市場の混乱と競争を促進する」ことだというコメントを添えた。
VGCによると、データにはTwitchのソースコード全体、2019年からのクリエイターへの支払い一覧、Twitchクライアントのコード、独自SDKと内部AWSサービス、Amazon Game Studiosが準備中のSteamと競合するサービスのソースコード、セキュリティツールなど。
ユーザーの個人データが含まれているかどうかは不明だが、4chanへの投稿者はこの投稿を「パート1」としていることもあり、VGCはTwitchユーザーに対し、念の為にパスワードを変更し、2要素認証を有効にしておくよう勧めている。
Twitchではいじめや嫌がらせが絶えず、4月にはポリシーを強化したが、一部の人気ストリーマーは8月、Twitchの対策が不十分だとし、配信を停止することでTwitchに抗議していた。
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