AI事業を手掛けるバズグラフ(福岡県福岡市)は10月7日、AIでニュースを任意の文字数に要約する「タンテキ」の新機能として、ニュースの文章を3行で要約する「三文タンテキ」を公開した。まずは独立したWebサービスとして無料で提供。今月中にタンテキ内でも使えるようにする。
三文タンテキは、ニュースの文章かURLを入力すると、自動で3行に要約するサービス。タンテキと同じく、ニュース記事のデータを約140万件学習させた自然言語処理AIを活用しており、入力できる文字数に制限はない。ただし日本語のニュースに特化しているため、それ以外の文章だと要約の精度が下がる可能性がある。
バズグラフによるとAIを使った文章の要約サービスでは、文章を、意味を持つ最小の語まで分解して分析する「形態素解析」を活用することが多いという。一方、タンテキは形態素解析に加え、語と語の関係性を基に文を分析する「機能素解析」や、学習データから作成したリストを基に語句の重要性を判定する「特徴語解析」といった手法を組み合わせることで、要約の精度を高めているのが特徴としている。
バズグラフは現在、タンテキを無料提供しているが、今後は有料化する予定。ただし、Webサービスとしての三文タンテキは今後も無料で提供する方針という。
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