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mini LED搭載の液晶テレビ「アクオス エックスレッド」、シャープが近日発表CEATEC 2021 ONLINE

» 2021年10月18日 17時40分 公開
[ITmedia]

 シャープは、バックライトにmini LEDを採用する液晶テレビの新シリーズ「AQUOS XLED」(アクオス エックスレッド)を近日中に発表する。「CEATEC ONLINE 2021」で製品コンセプトを明らかにした。

「CEATEC ONLINE 2021」の公開動画より

  mini LEDは、小型LEDを高密度に配置し、従来より細かいエリアで制御するバックライト技術。映像に応じて各エリアのLEDをオン/オフすることで液晶テレビの弱点とされる画面の“黒浮き”(バックライト光の漏れにより黒がグレーに見える現象)を抑える。

 シャープの説明資料によるとエックスレッドはmini LEDと量子ドット技術を組み合わせ、これまでの直下型LEDを使ったエリア駆動に比べ、高いピーク輝度と黒の表現力向上、広い色域を実現するという。「明るいリビングで見やすい色鮮やかな液晶テレビ、シアター用途に適した明暗表現力を持つ有機ELテレビ。その両方の良さを兼ね備えた大画面テレビがAQUOS XLED」としている。

 この他、正面からフレームがほとんど見えない狭額縁デザインや、映像と音の一体感を高める「イマーシブな音響システム」も特長。イメージ図には画面下のスピーカーに加え、画面そのものや画面の背後からも音が出る様子を描いている。

エックスレッドのデザインのイメージ。フレームはより細くなる
映像と音の一体感を高めるイマーシブな音響システム

 シャープが6月に公開した「mini LED 次世代ディスプレイ」試作機は、これまでの約10分の1という小型LEDを8000個以上も使い、65V型の画面を1000以上のエリアに分割して駆動する。2000nit(ニト)という高いピーク輝度と100万:1以上のコントラスト比を実現したとしている。

 CEATEC 2021 ONLINEは19日から22日まで。入場は無料(登録制)。会期が終了しても11月30日までWebサイトは閲覧できる。

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