この調査は、日本科学未来館内の「Miraikan Kitchen」で行った。カレー(色は茶色ではなく黄色が混じった白色、また鶏のから揚げやブロッコリーをトッピング)を1020円(他のメニューは600〜780円)で販売し、店前のショーケースに展示した。
動的な沸騰効果の投影ありとなしとで、レストランの客数とカレーの注文数をカウントし、2つの条件の注文率(注文数/客数)を比較。その結果、動的な沸騰効果を投影していない時は、998人が来店し75皿(1人あたり0.075皿)の注文があった。動的な沸騰効果を投影している時は、1355人が来店し141皿(1人当たり0.104皿)の注文。動的な沸騰効果を投影した方が、沸騰効果を投影していないカレーよりも多く売れた。この結果は、動的な沸騰効果を投影することが、消費者の食欲を増進させ購買意欲を向上させる可能性を示唆した。
プロジェクションマッピングによってカレーが沸騰している様子の映像はこちら。
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