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» 2021年10月26日 07時10分 公開

ワークマンの「着るこたつ」、温かさは満足も専用バッテリーに不満

「着るこたつ」ことワークマンの「ヒーターウェア」を購入しました。もう使い捨てカイロはいりません。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 最近は男女を問わず人気のワークマン。冬物の商品の中には寒さが本格化する前に売れ切れてしまうものもあり、2019年から2年連続で買い逃していた商品がありました。「着るこたつ」こと「ヒーターウェア」です。

 今年は3度目の正直。まだ残暑が厳しい9月下旬に最寄りの「ワークマン女子」を訪ね、「WindCore」シリーズの「ヒーターインナーベスト」(WZ5200)を購入しました。価格は3900円(税込、バッテリー別)です。

「WindCore」シリーズの「ヒーターインナーベスト」(WZ5200)

 購入時は本格的に寒くなるまで放置するつもりでしたが、10月下旬の東京はまるで秋を素通りして冬になったかのような寒さになりました。せっかくなのでヒーターウェアを使ってみましょう。

 WZ5200は袖のないベストで、背中側の首元(肩胛骨の間)と腰のあたりに電熱シートが入っています。右ポケットの中にバッテリーを接続する電源ケーブルが出ているので、一緒に購入した専用バッテリー「WZ3300」をつなぎ、ポケット内のバッテリー専用ポケットに収納します。

背中側の首元(肩胛骨の間)に電熱シート
腰にも電熱シート

 バッテリーの電源ボタンを長押しした後、右胸にある操作ボタンを押すとヒーターが起動。温度設定は高(約50℃)、中(約45℃)、低(40℃)の3段階あり、胸のスイッチを押すたびに変わります。使用中は操作ボタンがそれぞれ赤、青、緑に光って消せないため、上着は必須でしょう。

胸のスイッチ。光るので夜は結構目立ちます

 この日の東京は10℃。外に出ると風が強く、体感気温はさらに低かったと思います。まるで真冬のよう……そんな風に思っていた瞬間が私にもありました。

 電源を入れるとすぐに背中はポカポカ。保温力を高めるアルミニウムプリントの裏地も効いているのでしょう。ヒーターのある2カ所を中心に背中全体が温かい印象です。もう使い捨てカイロはいりません。

 冬は防水防寒服の「イージス」なども愛用していますが、電源ありの暖房はパワーが違います。このときの上着は秋用の薄いもので、ヒーターウェアの温度設定は低(40℃)でしたが、1時間ほど散歩して帰宅すると手はすっかり冷たくなっているのに背中は汗をかいていました。これなら冬本番も活躍してくれそうです。

スマホ用のモバイルバッテリーを使いたい

 ワークマンのヒーターウェアは2019年発売ですが、電熱ヒーターを内蔵した防寒着はそれ以前からありました。ただ、バイクに乗る人や釣りをする人向けのニッチな商品という印象で、ワークマンのバッテリー込み9800円(2019年発売のWZ4000)は価格競争力もあったと思います。

 折からのワークマン人気も手伝い、この2年でヒーター内蔵ウェアの認知は一気に広がりました。しかし現在では追随する企業も増え、Amazon.co.jpで「ヒーターベスト」「電熱ベスト」などと検索すると2000円前後の商品も出てくる状況。多くはバッテリーを付属せずに価格を下げ、代わりにUSB接続のモバイルバッテリーに対応しています。

 一方、ワークマンのヒーターウェアは発売当時から専用バッテリーのまま。充電器が付属するとはいえ、3350mAhで4900円(税込)は高価です。モバイルバッテリーならAnkerなどの製品でも1万mAhクラスがもっと安く買えます。

バッテリーは3350mAhで4900円(税込)

 値段だけではありません。モバイルバッテリーが使えるとヒーターウェアの使用時間を手軽に延ばせる他、いざというときにスマートフォンを充電したり、自分のバッテリーが切れても友達や街のレンタルサービスで借りられたりと何かと便利。来年のヒーターウェアではぜひ対応してほしいと思います。

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