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オリジナルデザインのウイスキーを妻に贈る 結婚の歳月を刻むラベル、どのフォントで表現するかデジタルネイティブのためのフォントとデザイン(4/5 ページ)

» 2021年10月29日 20時03分 公開
[菊池美範ITmedia]

 後は樽を開栓してボトリング工程となるので、デザインチームとしてはここで業務は一区切り。そしてこの後、開栓の儀となる。

photo Wさんによる樽開栓の瞬間。10年間熟成されたウイスキーの香りが一気に広がる

 無事に樽からの開栓が終わり、第1蒸溜所と第2蒸溜所の見学をさせていただく。ウイスキーの製造工程をくまなく見せていただくのは初体験だったが、これから使われるモルトや発酵・蒸溜過程の施設を見学は非常に興味深いものだった。熟成を待つ樽が並ぶ建物はひんやりと静かで、この中にW夫妻の樽も10年眠っていたのである。

photo ウイスキーに使われるモルト
photo 第1蒸溜所の内部
photo 施設の内部にある蒸溜設備(写真提供:ベンチャーウイスキー)
photo 熟成を待つ倉庫のウイスキー樽
photo 開栓した樽以外にもいくつかのウイスキーを試飲させていただいた(ドライバーを除く)

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