東京メトロは11月1日、地下鉄車両内で空気中に浮遊するウイルスや菌を抑制する「空気循環式紫外線清浄機」の搭載試験を半蔵門線の18000系車両1両で始めると発表した。
天井に埋め込んだ清浄機で車内の空気を取り込み、254nm(ナノメートル)付近の紫外線を照射した空間を通すことでウイルスや菌を抑制する仕組み。紫外線は外に漏れない構造になっているという。
病院や食品工場で使われる紫外線清浄機を製造/販売している岩崎電気が鉄道車両向けに開発した。岩崎電気は広島大学病院などと共同で紫外線ランプによる新型コロナウイルスの不活化効果を検証し、その有効性を確認したとしている。
半蔵門線での搭載試験は2022年3月上旬までの予定。主に車両内でのメンテナンス性などを評価し、採用について「総合的に判断する」。
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