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Oculus Questのバージョン34、ガーディアン侵入者検知の「Space Sense」他新機能追加

» 2021年11月03日 08時27分 公開
[ITmedia]

 米Meta(旧Facebook)は11月2日(現地時間)、VRヘッドセット「Oculus」シリーズのソフトウェアをバージョン34にアップデートすると発表した。

 このアップデートで「Space Sense」、Androidでの「スマートフォンへのお知らせ」、音声コマンドの強化(英語のみ)などの新機能が追加される。

ガーディアン侵入者を検知する「Space Sense」

 「Space Sense」は、プレイエリアの境界線を設定する「ガーディアン」機能で、人や物がガーディアンの境界に侵入すると確認できる機能。人や犬などのペット、誰かが移動してしまった家具などがガーディアン内にあると、ピンクがかった光に覆われたオブジェクトとしてヘッドセットで強調表示される。

 space

 これで不審な動きをする主人を心配して近づいてくるペットの犬をけとばす危険がなくなる。この機能は非常に要望が多かったという。

「スマートフォンへのお知らせ」がAndroidでも利用可能に

 「スマートフォンへのお知らせ」は、VRの利用中にスマートフォンのアプリのプッシュ通知を確認する機能。スマートフォンのOculusアプリとヘッドセットでこの機能を有効にすると使える。

 iOSでは5月から使えている機能だ。

音声コマンドの追加

 音声コマンドは、英語版が2020年半ばに実装された。右コントローラのOculusボタンを2回押すかウェイクワード「Hey Facebook」で起動してから音声で命令を出す。

 今回の更新で、より多くの日常タスクを処理できるようになった。追加されたのは、天気予報、メディアコントロール(一時停止、1つ前、など)、Oculus Moveでのヘルストラッカーの有効化や表示、一般的な質問(「エイブラハム・リンカーンって誰?」「玉子3個のカロリーは?」など)。

 voice 音声コマンド

MRアプリがOculus Storeに

 Facebook Connectで紹介したピアノレッスンアプリのようなMRアプリが近い将来Oculus Storeに登場する。念頭に開発者への提供を開始した「Passthrough API」を使ったアプリを、次のSDKリリースで公開可能にする。Unity Labs、Spatial、YouTube VRなどの体験が間もなく利用できるようになる。


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