コミックマーケット準備会は11月12日、年末に東京ビッグサイトで開催する「コミックマーケット99」は1日当たり5万5000人規模になると発表した。政府の「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証に参加する。
密を避けるため、会場は東地区(東展示棟)と西地区(西/南展示棟、会議棟)に分け、午前9時以降は行き来できないようにする。一般参加者向けのチケットは地区単位で販売する。
参加者には検温と新型コロナウイルスワクチンの接種証明か、PCR検査結果証明の提示を求める。条件を満たせばチケットと引き換えにリストバンド型の参加証を渡す。
ワクチン・検査パッケージは、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室が進める“日常を取り戻す”試み。ワクチン接種や検査などを条件に感染症対策としての人数制限を緩和する。10月からスポーツの公式試合や音楽ライブなどで導入が進んでいる。
東京ビッグサイトでコミックマーケットが開催されるのは2019年冬の「コミックマーケット97」以来。コロナ禍の影響で20年5月の「コミックマーケット98」は中止となり、20年12月と21年5月には「コミックマーケット99」の開催を目指しながら2度の延期を余儀なくされていた。
準備会は「制約の多い不自由な開催となるが、同人誌を発表するリアルな場を取り戻し、未来につなげる第1歩になる」としている。
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