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ヤフー、「Tポイント」付与を終了へ 22年4月1日から「PayPayボーナス」に

» 2021年12月01日 16時45分 公開
[山川晶之ITmedia]

 ヤフーは12月1日、各種サービスの利用で付与している「Tポイント」を2022年4月1日から「PayPayボーナス」に置き換えると発表した。Tポイントの利用も終了するが、懸賞サービス「Yahoo!ズバトク」と募金サービス「Yahoo!ネット募金」に限り、Tポイントの利用/付与に対応する。

TポイントからPayPayボーナスに
移行期間

 4月以降は、「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」などのECサービス、「Yahoo!トラベル」「一休.com」などの予約サービスに加え、「Yahoo!ニュース」「ebookjapan」など、14のサービスで扱いを終了。「Yahoo! JAPANカード」も利用額に応じて付与するポイントをTポイントからPayPayボーナスに変更する。

「Tポイント」の取り扱いを終了するサービス一覧

 ヤフーの各種サービスでたまったTポイント残高は、「Tカード番号」と「Yahoo! JAPAN ID」を連携させる「Tポイント利用手続き」を済ませておくことで、4月以降もオンラインを含むTポイント提携店舗で利用できる。ただし、4月1日に保有ポイントが失効するため、3月31日までに手続きを完了させる必要がある。

 Tポイントに係るサービスを運営するTポイント・ジャパン(東京都渋谷区)は、今後TポイントをPayPayボーナスに交換するサービスを提供するとしている。

 一部取り扱いを終了した理由についてヤフーは、「O2Oの取り組みやリアルとネットを融合したポイント施策が促進されたなど、一定の成果が出たため」とした他、「ポイント制度が統一されることでユーザーがより分かりやすくなる」と説明している。

 Tポイントの利用/付与は一部を除き終了するが、Tポイント・ジャパンの親会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とヤフーの情報連携は継続。同意を得たユーザーに対し、広告配信などマーケティングに活用するという。

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