Google Japanは12月8日、「2021年Google検索ランキング」を発表した。1位は「東京2020オリンピック」、2位は「大谷翔平」、3位は「東京リベンジャーズ」と今年注目を集めたワードが並ぶ。しかし映画の興行収入が国内歴代1位になるなど大きな注目を集めたアニメ「鬼滅の刃」は「映画」カテゴリーにすらランクインしていない。なぜか。
理由はGoogle検索ランキングが「急上昇ランキング」であるからだ。Google Japanによると「急上昇ランキングは、2020年と比較して21年中にGoogleで検索(数)が急上昇したキーワード(のランキング)。今年の話題や流行を反映しやすい」という。
調査の対象期間は2021年の1月1日から11月22日まで。グーグルはこの期間にGoogle検索された数兆に及ぶクエリ(問い合わせ)からスパムや繰り返しを除外した「Googleトレンド」のデータを基にランキングを作成した。
実際にGoogleトレンドで「鬼滅の刃」と東京オリンピックを比較すると「人気度の動向」では鬼滅の刃が圧倒。しかし21年のグラフは角度と高さに差が出た。鬼滅の刃は多く検索されているものの「昨年ほど急上昇していないことが分かる」。一方の東京オリンピックはまるで東京タワーのようなグラフを描いた。確かに「今年を表す瞬間」であるようだ。
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