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キャラゲーに“全集中” ゲーム好きの漫画家が「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」の評価に困った理由サダタローのシェアさせていただきますR(5/5 ページ)

» 2021年12月12日 07時30分 公開
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©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable


















 サダタローさんによると、ヒノカミ血風譚は基本的に2対2で戦う対戦格闘ゲームですが、技が少なく、シンプルな操作でサクサクとコンボが出せるイージーな仕様だそう。格闘ゲームもそれなりにこなしてきたサダタローさんにとっては「歯ごたえがない」というわけです。

 しかし裏を返せば、誰でも簡単に遊べるゲームということ。鬼滅の刃は幅広い年齢層から支持されているコンテンツ。格闘ゲームに慣れていない人でも楽しめるよう、優しく作られていたのです。

 一方でそれぞれの呼吸の型にはかっこいいモーションが付き、簡単操作で炭治郎たちの戦いを再現できるのは大きな魅力。各ステージの作り込みも素晴らしく、ゲームのメインシナリオにはアニメで描ききれなかったストーリーを補完する要素もありました。つまり「キャラゲー」というジャンルに「全集中」したゲームだったのです。

 サダタローさんは、ゲーマー層には正直勧められないが、原作やアニメのファンになら老若男女問わずお勧めできるといいます。それだけにNintendo Switch版がないのは残念とも。格ゲーと聞いて尻込みしていた人は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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