デジタル庁が12月20日に公開した「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」は、マイナンバーカードを使って数分で接種証明書を取得できるのが特徴だ。一方で、カードに旧姓が併記されている場合は証明書を発行できないと案内されている。同庁はITmedia NEWSの取材に対し、1月中にも旧姓が併記されたマイナンバーカードに対応するよう改修すると明かした。
旧姓に対応できていないのは「旧姓用のフォーマットへの対応が間に合わなかったため」(同庁)と説明する。通常は姓と名の2項目で処理するところを、別姓用では3項目を扱うため、2つのフォーマットが必要という。同アプリは2021年8月に年内でのリリースを表明していたこともあり、提供スピードを優先した。
接種証明書アプリは、iOS用とAndroid用を提供。日本国内用の証明書はマイナンバーカードと4桁の暗証番号で取得可能。海外用はこれに加えてパスポートが必要となる。ただし、パスポートの場合も旧姓が併記されている場合は証明書が取得できないため、年明けの対応まで待つ必要がある。
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