メルカリは12月21日、ディーゼル車用の脱硝材に使う「AdBlue」(尿素水)について、「メルカリ」アプリ上での取引に対して注意を呼び掛けた。トラックや除雪車などのエンジンの浄化に尿素水は使われるが、市場では尿素水が不足している。そんな中、メルカリでは通常価格の倍以上の値段での取引が増えているという。
同日には、経済産業省のTwitterアカウントも「AdBlueの不足を懸念する声が上がっている」と投稿。尿素の生産事業者に対して、最大限の増産を要請していると発表した。これを受けてメルカリでもユーザーに対して「市場の動向や政府から発信される情報を注視して、冷静な行動を取ってほしい」と訴えた。
尿素水はディーゼルエンジンを積む多くの車両で必要になる。尿素水がなければ、ディーゼル車のエンジンを再始動できないため、物流や除雪などディーゼル車を使う作業に大きく影響を与えるのではないかと問題になっている。
通常ならば尿素水は、10L当たり定価2000〜3000円台で取り扱われることが多いが、メルカリでは1万円近い価格での出品も21日時点で確認できる。
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