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「2021年はカメラ業界激変の年だったよね」――フラグシップ3社勢ぞろいから半導体不足までヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(1/3 ページ)

» 2021年12月27日 17時30分 公開

 経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。

そもそもフラグシップカメラって何?

ヤマー クリスマスも無事終わり、一気に大みそかモードに入ってきましたね。

マツ まだうちは業務を終えてないんですけどね……。今もこうして仕事してるし。

ヤマー 24日で仕事納めの人なんているんですか……?

マツ いるみたいですよ(遠い目)

ヤマー われわれこれから佳境なのに……!(年末の仕込み)

 しかし、こう2021年を振り返る記事を書いていると思い出すんですよね。あることに。

 3大カメラメーカーのフラグシップが勢ぞろいした記念すべき年であると!

ソニー「α1」
キヤノン「EOS R3」
ニコン「Z 9」

マツ ちょっと待って。先生、まず質問なんですが。3大カメラメーカーってどこですか? これ、日本三大なんとかって結構人によって違ったりするし、時代によっても違いますよね。

ヤマー 2021年現在で言えば、キヤノン、ニコン、ソニーの3社ですね。

マツ やはりそうなるか。カメラ好きの人たちはC国、N国、S国とかって言ってますもんね。三国志かと。

ヤマー 出荷台数ベースですが、1位キヤノン、2位ソニー、3位ニコンです(出典:日経点検世界シェア70品目)。

マツ はい、納得しました。ソニーつよい。

ヤマー S国はミラーレス以降でグンとシェアを伸ばしました。

マツ で、フラグシップってのは、ハイエンドとイコールですか?

ヤマー そうですね。ハイエンドモデルは各メーカーいくつか出してるんですが。その頂点に君臨するモデルです

マツ 頂点!

ヤマー 必然とプロが求めるスペックに仕上がってます。耐久性や連写性能など。

マツ うっすらした記憶でいうと、キヤノンならD1とか?

ヤマー D1はニコンですね(1999年発売、最新はD6)。

マツ あw

ヤマー キヤノンは1Dです(最新はEOS-1D X Mark III)。

マツ 同じじゃん! 順番違っただけじゃん!

ヤマー 正しくモデル名言えないと戦争が始まりますよ。

マツ で、その3社そろい踏みの新しいフラグシップってのは、ミラーレスなんですか? 一眼レフなんですか?

ヤマー ミラーレス初のフラグシップですね。待望の。

マツ なるほど。これまで、フラグシップといえば一眼レフだったのが。

ヤマー キヤノンは「EOS R3」、ニコンが「Z 9」になります。

 キヤノンは数字が若くなるほどハイエンドに、ニコンは数字が増えるほどハイエンドになります。

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