1月3日深夜から4日未明にかけ、三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」がピークを迎える。ウェザーニュースによると、4日は新月で月明かりの影響が少なく「近年まれに見る絶好の観察条件」。東日本の太平洋側、西日本の広範囲で晴れるところが多く「バッチリ見える」という。各地から生配信も行う。
流れ星が最も多く見られる「極大」のタイミングは4日の午前5時から6時頃。国立天文台は、見晴らしが良く空が暗いところでは「最大1時間に50個程度の流星が見える可能性もある」としている。
ウェザーニュースは3日午後11時から、YouTubeで「しぶんぎ座流星群LIVE2022」を予定している。全国6地点と中国の1地点にライブカメラを設置し、生配信を行う。
国立天文台は流星観測のポイントとして「目が暗さに慣れるまで15分ほど観測を続けること。いつどこに出現するか分からないので、空の広い範囲を見渡すこと」を挙げた。併せて「大変寒い季節なので、寒さ対策をしっかりして年始めの流星群を観察しよう」と呼びかけている。
しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星、12月のふたご座流星群とともに三大流星群の一つ。流星群の名前に使われている「しぶんぎ座」は、かつての「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来する。しぶんぎ座流星群の出現数は年によってかなりムラがあり、どのくらい流れるか予想するのが難しい流星群でもあるという。
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