小学館は1月1日、創業100周年を記念して高橋留美子さんのまんが「うる星やつら」を再びアニメ化すると発表した。原作から選び抜かれたエピソードを4クール(48回)にわたりフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送する。1期は年内に放送する予定だという。
アニメ製作は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズや「炎炎ノ消防隊」などを手がけたdavid production。監督は「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」の高橋秀弥さんと木村泰大さん、キャラクターデザインは「おそ松さん」の浅野直之さんが担当する。声優も一新し、主人公の諸星あたるは神谷浩史さん、ラムは上坂すみれさんが演じる。
原作者の高橋留美子さんはオフィシャルTwitterアカウント「高橋留美子情報」を更新し「寅年に『うる星やつら』を再びアニメ化していただく事になりました」と報告。思わぬお年玉にファンは「まさかの嬉しいお知らせ」「楽しみにしています」と歓迎している。
一方で1980年代のアニメを知るファンからは「今の御時世だから(新作は)かなりマイルドになりそう」「あのハチャメチャさは出来るのか?」「高橋留美子さん初の深夜アニメか」といった声も上がった。放送当時は半裸の女の子が飛び回るアニメに対して親世代からの風当たりは強く、放送局にも度々クレームが入っていたといわれている。
うる星やつらは1978年から87年まで「少年サンデー」で連載したドタバタラブコメ。テレビアニメは1981年から4年半にわたってフジテレビ系列で放送し、映画も6本を公開した。押井守さんや伊藤和典さんら著名クリエイターの出世作としても知られている。
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