NTTの旧公式WebサイトのURLにアクセスしても新しいサイトにリダイレクトしなくなっていることが分かり、Twitter上で話題になっている。この仕様変更を見つけたユーザーは「過去に掲載したジャーナルや研究資料が参照できなくなっている」として、「人類の損失に思える」と影響の大きさを指摘している。
NTTは2021年3月17日に、公式Webサイトのドメインを「group.ntt」に変更。併せて、旧ドメイン(www.ntt.co.jp)のURLにアクセスした際には新URLへリダイレクトする仕様にしていたが、12月27日にこの対応を終了した。
リダイレクトの終了について投稿したゆやりん(@yuyarin)さんは「group.ntt/jp/ にすれば参照できる」と解決方法を紹介。しかし「リダイレクトしていないため、新しいURLでリンクされてないものはインデックス化されない。古いURLはエラーでインデックスから消されて、そのうち検索エンジンで探せなくなって存在しないのと同義になるので全くよくない」と問題点を訴えた。
なぜNTTはリダイレクトをやめたのか。同社に問い合わせたところ「12月までの旧URLへのアクセス数を見たところ、数がかなり減っていたため、影響はないと判断した。また、継続することでコストもそれに応じてかかっていくことも踏まえて、総合的な判断からリダイレクトの終了を決めた」と話した。
NTTは「新URLに変更したことをあらためて周知することで、ご迷惑をおかけしないように対応させていただきたい」と話したが、再びリダイレクトを設置する予定は現状ないという。
【修正履歴:2022年1月12日 午後7時40分 ゆやりんさんからのご指摘を受けて、記事内の画像を差し替えました。】
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