アバター作成サービス大手「Vカツ」が1月13日、半年後の6月30日正午にサービスを終了すると発表した。終了後はVカツのアバターは使用できなるなるという。「VR空間での“自分の体”がなくなってしまう」「VTuber活動を継続できなくなる」など、ユーザーの間で困惑が広がっている。
Vカツは、かわいらしいアニメ風キャラクターの3Dモデルが無料で作成できるサービス。「世界初のVTuber支援サービス」をうたって2018年7月にスタートした。
作ったアバターは、VTuber活動などに利用できる他、有料の「キャラチケット」(1枚5000円)を使い、他社サービス「ニコニ立体」「THE SEED ONLINE」に転送して使用できる。
6月30日にSteam(PC)版、iOS/Android版を含むすべてのサービスを終了する。終了は、「今後お客様にご満足いただけるサービスの提供が困難という結論に至った」ため決断したいう。
Vカツのアバターを使った画像・動画コンテンツなどは、投稿済みのものを削除する必要はないが、サービス終了後の新規投稿・配布・販売はできなくなる。他社サービスに転送したVカツのアバターも使えなくなるとし、終了後には転送したアバターをユーザーが削除するよう求めている。
運営元のシスは2006年創業。VRコンテンツやモバイルアプリ制作、モーションキャプチャ事業などを手がける。
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