米Googleは最近、ARヘッドセット開発プロジェクトを立ち上げ、2024年の製品発売を目指している──。米The Vergeが1月20日(現地時間)、プロジェクトに詳しい2人の匿名の情報筋の話としてそう報じた。
プロジェクトは「Project Iris」(irisは虹彩という意味)という名称で、Meta(旧Facebook)やAppleが開発中とうわさされているヘッドセットと同様に、搭載するカメラの映像とグラフィックスをブレンドする没入型のMR(複合現実)を提供する端末になるという。
開発中の初期のプロトタイプは、スキーゴーグルに似ており、外部電源への接続は不要。Pixel 6シリーズに搭載の「Google Tensor」のような独自SoCを搭載する。The VergeはGoogleの最近の求人情報から、独自OSベースになる可能性を示した。
情報筋によると、ヘッドセットに取り組んでいるチームは約300人で、今後さらに数百人を雇用する予定という。プロジェクトはVRのDaydreamを担当したクレイ・ベイバー氏が統括している。同氏はスンダー・ピチャイCEOの直属で、コミュニケーションシステム「Project Starline」も担当している。
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