米Amazon.com傘下のオーディオコンテンツサービスAudibleは1月26日、オーディオブックの聴き放題サービスを始めると発表した。既存の会員プランの内容を拡張し、12万以上のオーディオブックが聞き放題になる。料金は月額1500円のままで、27日から提供を始める。
これまでは毎月配布していたコインと引き換えにオーディオブックを入手できたが、聞き放題サービスの開始に伴い、コイン制は終了する。ポッドキャストも引き続き聞き放題である他、新たにストリーミング再生にも対応する。
Audibleの逢阪志麻事業部長は「聴き放題になることでオーディオブックの利用時間は増加すると考えられる。そうすると出版社やクリエイターは今まで以上に作品を届けられる機会が増える。多くの人にとって、良い循環をもたらす」と説明。
「オーディオブックもポッドキャストも楽しめる、唯一無二のオーディオエンターテインメントサービスを目指す」と意気込みを語った。
併せて、「騎士団長殺し」や「海辺のカフカ」など村上春樹さんの書籍10作品のオーディオブックを配信することも発表。村上春樹さんは「これからはおそらく、多様な形式で小説は読まれていく。これまでになかった新しい可能性が生まれるといいと思う」とコメントした。村上さんの作品の、日本語でのオーディオブック化は今回が初めてという。配信は2022年中の予定。
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