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ジョニ・ミッチェルもSpotifyから撤退宣言 人気のコロナ誤情報Podcast放置に抗議

» 2022年01月30日 08時28分 公開
[ITmedia]

 「Spotifyからすべての音楽を削除することにしました。無責任な人々が大切な命を危険にさらす嘘を広めています。私はこの問題に関してニール・ヤングと世界の科学・医学界と連帯しています」──ミュージシャンのジョニ・ミッチェル氏が1月28日(現地時間)、自身の公式Webサイトでこう宣言した。

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 ミッチェル氏の抗議文には、医療・科学の専門家が多数署名したSpotifyへの抗議公開書簡へのリンクも含まれている。

 ニール・ヤング氏は26日にSpotifyからの撤退を宣言した。Spotifyと独占契約している人気ポッドキャスター、ジョー・ローガン氏による新型コロナおよびそのワクチンについての誤情報を含む番組をSpotifyが放置していることに対する抗議だ。

 Spotifyは2020年にJoe Rogan氏と複数年にわたる独占契約を結んでいる。ローガン氏が2009年から配信している「Joe Rogan Experience」は米国で圧倒的な人気があり、2021年にSpotifyで最も再生されたPodcastだった。

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 ミッチェル氏の所属レーベルはヤング氏と同じWarner Brothers Reprise Recordsだ。このレーベルには他に、エリック・クラプトン、スティービー・ニクス、エンヤ、マストドン、デフトーンズなどが所属する。

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